マジヤバイ、これマジでヤバイ!どれくらいヤバいかと言うとマジでヤバイ!
語彙力ぅううううううううううう!
『ヤバイ』
毎年毎年、流行語大賞なるものが選ばれてはいるが、この言葉ほど広く浅く使われてる言葉はないのではないだろうか?
スーパー、コンビニ、飲食店、行き帰りの電車やバスの中等、一日に多い時は数回はこの言葉を耳にする。
このままでは『日本』と書いて『ヤバイ』と読む日が来てしまうのでは無いかと心配している。
『ヤバイ』の万能感がヤバイ
言葉にはその言葉を使う為の場面や場所などがあると思ってるのだが、良いのか悪いのかこの『ヤバイ』にはそれが無い。
何を食べても「ヤバイ」「やばい」「YABAI」・・・
何を見ても「ヤバイ」「やばい」「YABAI」・・・
何を聞いても「ヤバイ」「やばい」「YABAI」・・・
何を感じても「ヤバイ」「やばい」「YABAI」・・・
あれ?なんだこれ?「ヤバイ」万能過ぎじゃね?
そう、『ヤバイ』は万能過ぎるのだ。
これほどまでに、時間や場所を気にせず使える言葉が他にあるだろうか?
何故か聞いた側の頭の中で変換される
『ヤバイ』のもう一つのヤバいところ。
それは、『聞き手の頭の中で勝手に変換作業が行われる事』だ。
例えば、お腹を押さえて座り込んでる人が、
ヤバイ・・・マジでヤバい・・・ヤバイ・・・ヤバイヤバイ・・・
と呟いていたとしよう。するとどうだろう、僕達は自然に、
気分が悪いのかな?なんか大変な感じなのかな?
と勝手に脳内変換が行われるのだ。
これは別の言葉ではそうはいかない。同じ状況で、
美味い・・・美味しい・・・美味い・・・美味い・・・
と言われても、聞いてる方の頭の中は『?』マークで一杯になるだけなのだ。
これがヤバイのヤバイところ二つ目。
だからと言ってコレが正しい言葉な訳では無いからな
ヤバイに魅力があるのは仕方がないとして。
だからと言ってどんな場面でもコレしか使われなくなるのはどうかと思う。
芸能人の食レポとか見てても、
ヤバッ!めっちゃ濃厚!濃厚過ぎてヤバイ!これはヤバイ!
ヤバイのはお前の頭ぁああああああ!!!
と言うのが多い。
確かに、ヤバイって事は美味しいんだろうなぁと言う感じで聞いてしまうが、今後これで料理番組が成り立ってしまうのであればもう彦麻呂に用は無い。
当たり前の事を伝えただけで、食レポが上手いとか言われているが、これは単純に周りの人がヤバイしか言ってないから上手く聞こえるだけである。
僕らの頭の中はもう『ヤバイ』に支配されているのだ。
まとめ
『ヤバイ』に代わる言葉が生まれない限り、この先も変わらず使われて行くのだろう。
『ヤバイ』という言葉を最初に使ったお前、お前のせいで日本はヤバイ事になってるぞ。
コメント